持久力的トレーニングはどれぐらいがいいのか? 報告があります
健康にいいジョギングでも当然やり過ぎは良くないという話があります。だいたい1週間40㎞が妥当ともいわれていますが、私にとってはこの距離はまずオーバーしないので問題ありません。しかし、大会に出てタイムを目指している人はこれ以上走っている人も多いので、健康にいい運動量はどれぐらいかは気になるところです。
最適なジョギング距離を示したデーターではないのですが、週に7時間以上持久力的な運動を1年以上続けていると、男性で男性ホルモンであるテストステロンが運動をしていない人より10~30%以上減少しているとの報告です。何故、週7時間以上運動をするとテストステロンが減るかは言及されていませんが、調査結果としてこのようなことが分かったようです。
元の文献のタイトルは、”Low testosterone in male endurance-trained distance runners: impact of years in training” で、2018年にHormonesという医学雑誌に掲載されています。
慢性的にテストステロンが減少する、男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)という病気があり、いろんな症状が出てきます。テストステロンは性ホルモンですから、性機能関連症状に影響します。わかりやすく言うとEDと関係しています。他には抑うつ、不安、疲労感、睡眠障害、筋肉・関節、糖代謝にも症状が出てくるようです。いろんな症状がでてきますので、テストステロンは大切なホルモンということが分かるかと思います。
では、テストステロンを増やすにはどうしたらいいかですが、テストステロンを補充するホルモン補充療法がありますが、ここでは自分でできることとして、競い合う、睡眠の質を上げる、ストレスをためない、適度な運動をする等があります。
私の場合、ジョギングしているのはダイエットのためですが、やり過ぎて健康を損なうようでは本末転倒ですから運動のし過ぎには注意します。また次にテストステロンを増やす運動を掘り下げてみます。