次亜塩素酸水は噴霧してはいけないとの報告が出ました
NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)というとこから、”現時点で次亜塩素酸水での物品への消毒効果が検証されなかった”と5月29日に報告されました。
これを受けてネットやニュースで話題になり、間違った解釈をしていると注意喚起もされています。
現状で言えることは、
1.次亜塩素酸水の消毒効果は今回の実験では認めれなかった。
2.次亜塩素酸水は噴霧器などに入れて噴霧してはいけない。
3.もともと次亜塩素酸水自体が体への安全性は評価されていないので、ドアノブなど手で触ったものにしか使えない。
4.今回の報告は、経産省やNITEとして何らかの見解を示すものではない。
1.の効果が認めれれなかったという部分を補足すると、5月28日の中間報告結果に詳しくでいますが、まとめると以下のようになります。
・国立感染症研究所の検証試験(反応液におけるウイルス液とサンプル液の比率1:19)では微酸性電解水(実測値:pH5.0、ACC 49ppm)99.9%以上の感染減少効果があった。
・他の濃度やPH(実測値:pH2.4、ACC 19ppm、 pH2.9、ACC 26ppm、 pH4.2、ACC 24ppm )は99.9%以下の感染減少効果であるため、一定の傾向を捉えられなかった。
2.北里大の検証試験(反応液におけるウイルス液とサンプル液の比率1:9)において、微酸性電解水4サンプル(pH5.0及び6.0、ACC 各50ppm)にウイルス不活化効果は認められなかった。
AACとは、次亜塩素酸水のことです
NITEは二つの機関で違う検証を行っていて、北里大の検証で効果がなかったのは次亜塩素酸水の量が国立感染研究所の半分しかなかったからでしょう。使う量によって効果に違いがあったので、さらに検証を続けて評価したいとのことでした。
私自身はネットで見た自家製の次亜塩素酸水を使っていたので、このニュースを見たときはショックでしたがPH5のの濃度50ppmなら効果ありそうなので、当分の間は気休めとして使うつもりです。手の消毒はしっかり石鹸を使った手洗いで大丈夫とのことなので、マスク、手洗い、うがいを徹底してコロナ対策を続けていくつもりです。